ドラゴン桜100問計算プリント(自作)を小学校入学前の幼児ができた

ドラマ「ドラゴン桜」で小2、3の四則演算(たし算・ひき算・かけ算・わり算)100問計算プリントを3分でやる有名なシーンをご存知でしょうか。

四則演算だけは高速で出来るようになってほしいと思い、1年間かけ小学校入学前の幼児に自作の100問計算プリントを勉強させました。

やり方、期間、使ったプリントなどを紹介します。

今後、小学生になる前に100問計算プリントが出来るようになってほしいパパママの参考になれば嬉しいです。

目次

このブログのターゲット

  • 小学校入学前に小学2、3年生の四則演算(暗算)を高速で解けるようなってほしいと思うパパママ

私たちについて

  • 年長(6歳)の子どもを持つ夫婦
  • 東京下町在住
  • 勉強は全て自宅学習

→私たちについてはこちら

100問計算プリントを出来るようにしたかった理由

子どもの記憶力

四則演算はやってましたが、たし算を勉強した後にひき算を勉強させるとたし算を忘れ、かけ算わり算を勉強すると、たし算ひき算を忘れるという悪循環に陥ってました。

四則演算の全てを網羅した100問プリントであれば忘れないよう出来る思ったからです。

勉強で得意な分野を作って欲しかった

漢字、英会話、プログラミング、音楽など様々な幼児教育がありますが、我が子には暗算が得意になってほしいと思ってました。(完全に親の願望)

暗算が高速で出来ると小3までの算数が楽になり、勉強時間を算数以外に多くあてられること、小学校のなかでも暗算が得意な子=勉強が出来る人として認知され、本人も自然と勉強が出来ることを意識してもらえるからです。

達成基準を先に作る

私たちの場合は100問計算プリントを自作し1枚4分以内を目標としました。

自作100問計算プリントの特徴

  • 小学校1〜3年生の暗算を全て網羅
  • たし算、ひき算の最初の問題はスイッチを入れやすいように1桁計算(例:3 + 5)
  • たし算、ひき算は勉強した順番に問題を配置
  • 暗記が出来そうで出来なさそうな5パターン

4分以内にした理由

  • 3分(180秒)の場合:1問あたり1.8秒
  • 4分(240秒)の場合:1問あたり2.4秒
  • 5分(300秒)の場合:1問あたり3秒

簡単なたし算ひき算、かけ算わり算であれば1〜2秒くらいでサクサク解けるようになってほしかった事、ただし3桁の足しひき算は2〜3秒くらいかかると見込み、中間の4分を目標にしました。

自作の理由

当初、エンジニアブロガーのスマポさんがプログラミングした100問計算プリントが出来ることを目標に検討しましたが、3桁のたし算ひき算が多いのは小学校入学前はハードルが高かったので断念。

まずは小1〜3年生の四則演算を全て組み込んだプリントが出来るようになってくれればと思い自作しました。

自作で作った100問プリント

とはいえ、3桁のたし算ひき算もできてほしいと思い、数問だけ入れるようにしました。

自作で作った100問プリントは3桁のたし算・ひき算を数問だけ入れました

→自作の100問プリント(5パターンセット)をダウンロードされたい場合はこちら

実施期間

約1年間かかりました。

具体的には年中5歳の冬〜年長6歳の冬までになります。

勉強方法

かけ算・わり算

元々かけ算・わり算は5歳の時点で出来るようになってました。

やり方も忘れてなかったので、毎日100問計算プリントの半分(かけ算25問・わり算25問)をやりました。

最初の1ヶ月目は平均4分29秒でしたが、6ヶ月後には平均1分46秒のスピードで出来るようになりました。

  • 1ヶ月目:4分29秒 ※初日は10分
  • 2ヶ月目:4分9秒
  • 3ヶ月目:2分50秒
  • 4ヶ月目:2分32秒
  • 5ヶ月目:1分59秒
  • 6ヶ月目:1分46秒

7ヶ月からたし算・ひき算の出来る部分も合わせて計測するようになったので、厳密には測ってませんが、1分〜1分30秒くらいで50問を解けるになってます。

ひき算

勉強期間

  • 6ヶ月間

かけ算・わり算と並行してひき算から勉強し直しました。

当初、やり方のほとんどを忘れていたので一から勉強し直しました。

使ったプリント

ちびむすドリルを印刷して使ってました。

→小学生の算数 ひき算 練習問題プリントはこちら(ちびむすドリル)

  • ①10までのひき算(例:8 - 3)
  • ②20までのひき算(例:14 - 9)
  • ③10単位の100までのひき算(例:100 - 80)
  • ④100までのひき算(例:91 - 8)
  • ⑤10・100単位の1000までのひき算(例:920 - 80)
  • ⑥2桁-2桁のひき算(例:95 - 57)
  • ⑦3桁-3桁 or 2桁のひき算(例:185 - 157)

①〜⑥まではちびむすドリルを使い、⑦はエンジニアブロガーのスマポさんがプログラミングした100問計算プリントを使ってました。

苦戦したポイント

1枚のプリントが常時1分台で出来るようになれば次のステージに行くようにしてました。

①〜③を1ヶ月ほどでクリアしましたが、④の100までのひき算(例:91 - 8)は繰り下がりがあるので常時1分台にいくまで約2ヶ月かかりました。

同じく⑥2桁-2桁のひき算(例:95 - 57)は常時1分後半で出来るようになるまで2ヶ月かかりました。

事前に知っておくべきこと(繰り下がりのひき算)

  • 繰り下がりのあるひき算は時間は速く解けるまで時間がかかるもの
  • 毎日やる事で2ヶ月後には1分台で出来る

上記2点を事前に知っておくことで、親もじっと怒らず我慢できるので焦らないことが禁物です。(私たちはこれを知らずに最初の1ヶ月はイライラしてしまった)

⑦はエンジニアブロガーのスマポさんがプログラミングした100問計算プリントから10問ほど選びました。最初は苦戦してましたが、1ヶ月くらいでスラスラ解けるようになってました。

3桁-3桁 or 2桁のひき算が終わってから

ひき算を忘れないよう自作の100問計算プリントからひき算、かけ算、わり算(75問/100問)を毎日1枚解くようしてました。

たし算

勉強期間

  • 6ヶ月間:アプリ
  • 5ヶ月間:プリント

利用したアプリ

ひき算をプリントで勉強していた7ヶ月間は、並行してタブレットでひよこ暗算というアプリを使いたし算を勉強してました。(プリントばかりだと飽きると思い)

→ひよこ暗算(Android版)はこちら

→ひよこ暗算(iOS版)はこちら

最初は「やさしいレベル」を毎日2回、慣れてきたら「やさしいレベル」と「ふつうレベル」を1回ずつプレイして終了というのを毎日繰り返してました。

無料(広告表示あり)でも利用できますが、650円払えば広告削除できます。(個人的には神アプリ)

使ったプリント

ちびむすドリルを印刷して使ってました。

→小学生の算数 ひき算 練習問題プリントはこちら(ちびむすドリル)

  • ①10までのたし算(例:6 + 3)
  • ②20までのたし算(例:10 + 3)
  • ③20までの繰り上がりのあるたし算(例:7 + 7)
  • ④10単位の100までのたし算(例:40 + 30)
  • ⑤100までのたし算(例:68 + 8)
  • ⑥10・100単位の1000までのたし算(例:900 + 80)
  • ⑦2桁+2桁のたし算(例:95 + 57)
  • ⑧3桁+3桁 or 2桁のたし算(例:185 + 157)

①〜⑦まではちびむすドリルを使い、⑧はエンジニアブロガーのスマポさんがプログラミングした100問計算プリントを使ってました。

苦戦したポイント

ひき算同様、1枚のプリントが常時1分台で出来るようになれば次のステージに行くようにしてました。

ひよこ暗算を毎日やっていたので、①〜⑥を2ヶ月ほどでクリアしましたが、⑦の2桁+2桁のたし算(例:95 + 57)は2分台にいくまで約2ヶ月かかりました。

→2桁+2桁のたし算はこちら(ちびむすドリル)

具体的には⑦(例:95 + 57)の2桁+2桁のたし算プリントは5枚セットになってるのですが、1〜3枚までは繰り上がりがあったりなかったで常時2分台は可能なんですが、4〜5枚目が全て繰り上がりになってることで常時2分台にいくのに2ヶ月かかりました。

→2桁+2桁のたし算はこちら(ちびむすドリル)

途中から4〜5枚目だけを毎日やり続けましたが、1分台はかなりハードルが高かったので常時2分台が6歳児の限界でした(娘も最後はかなり飽きていた)

⑧はエンジニアブロガーのスマポさんがプログラミングした100問計算プリントから10問ほど選びました。最初は苦戦してましたが、1ヶ月くらいでスラスラ解けるようになってました。

時系列まとめ(100問計算が4分以内になるまで)

1ヶ月目

かけ算とわり算
  • 毎日50問:平均4分29秒
ひき算
  • ①10までのひき算(例:8 - 3)
  • ②20までのひき算(例:14 - 9)
  • ③10単位の100までのひき算(例:100 - 80)
たし算

タブレットでひよこ暗算

2ヶ月目

かけ算とわり算
  • 毎日50問:平均4分29秒
ひき算
  • ④100までのひき算(例:91 - 8)
たし算
  • タブレットでひよこ暗算

3ヶ月目

かけ算とわり算
  • 毎日50問:平均2分50秒
ひき算
  • ④100までのひき算(例:91 - 8)
たし算
  • タブレットでひよこ暗算

4ヶ月目

かけ算とわり算
  • 毎日50問:平均2分32秒
ひき算
  • ⑤10・100単位の1000までのひき算(例:920 - 80)
  • ⑥2桁-2桁のひき算(例:95 - 57)
たし算
  • タブレットでひよこ暗算

5ヶ月目

かけ算とわり算
  • 毎日50問:平均1分59秒
ひき算
  • ⑥2桁-2桁のひき算(例:95 - 57)
たし算
  • タブレットでひよこ暗算

6ヶ月目

かけ算とわり算
  • 毎日50問:平均1分46秒
ひき算
  • ⑦3桁-3桁 or 2桁のひき算(例:185 - 157)
たし算
  • タブレットでひよこ暗算

7ヶ月目

かけ算とわり算とひき算
  • 100問計算プリント(75問/100問)
たし算
  • ①10までのたし算(例:6 + 3)
  • ②20までのたし算(例:10 + 3)
  • ③20までの繰り上がりのあるたし算(例:7 + 7)
  • ④10単位の100までのたし算(例:40 + 30)

8ヶ月目

かけ算とわり算とひき算
  • 100問計算プリント(75問/100問)
たし算
  • ⑤100までのたし算(例:68 + 8)
  • ⑥10・100単位の1000までのたし算(例:900 + 80)

9ヶ月目

かけ算とわり算とひき算
  • 100問計算プリント(75問/100問)
たし算
  • ⑦2桁+2桁のたし算(例:95 + 57)

10ヶ月目

かけ算とわり算とひき算
  • 100問計算プリント(75問/100問)
たし算
  • ⑦2桁+2桁のたし算(例:95 + 57)

11ヶ月目

かけ算とわり算とひき算とたし算
  • 100問計算プリント(100問/100問)

4:00〜5:30で出来るようになってきました。

たし算
  • ⑧3桁+3桁 or 2桁のたし算(例:185 + 157)

12ヶ月目

かけ算とわり算とひき算とたし算
  • 100問計算プリント(100問/100問)

3:00〜4:00で出来るようになってきました。

理由はたし算⑧3桁+3桁 or 2桁のたし算(例:185 + 157)のスピードが速くなったことで、つまづくことがなくなったからです。

購入した勉強グッズ

勉強が飽きないようにあの手この手と色んな物を用意しました。

大きなボタンが特徴的。勉強を始める際は自分自身で押させることで、やる気スイッチを自らONにしてメリハリをつけさせるようにしてました。

毎日触る鉛筆は少しでもテンションがあがるよう、大好きなポケモンのイーブイ鉛筆を使ってました。

もう楽すぎて手動には戻れません。。。毎日1回削ってますが、1回の充電で1ヶ月以上もちます。

同じく少しでもテンションがあがるよう、大好きなポケモンのイーブイ消しゴムを使ってました。

やり方を教えてあげるときに便利。特に2桁+2桁のたし算を速くする方法は電子メモパッドを使い繰り返し教えてました。

1日の勉強が終わったらシールを1枚貼り、100枚シールが貯まったらポケモンセンターで好きなぬいぐるみを買ってました。

勉強にご褒美は賛否両論ですが、統計学的にはご褒美と子どもの成績は関係ないとのことでした。(→小学生30億件の学習データからわかった 算数日本一のこども30人を生み出した究極の勉強法

我が家のルーティーンですが、朝起きたら大好きなチロルチョコを2つ食べて勉強をはじめてました。ただのルーティーンですが、それで勉強をしてくれるのなら安い買い物です。

毎回新記録が出たらクラッカーでお祝いするのが我が家のルールでした。

例えば、③20までの繰り上がりのあるたし算(例:7 + 7)で2分15秒が新記録だったらクラッカーを鳴らし、次に1分50秒だったらまたクラッカーを鳴らします。

日によっては2回くらい鳴らすこともありますが、称賛は派手に行うのが我が家のルールです。

明るい空間を作ることで勉強のしやすい環境を作りました。

スイッチを入れる=勉強モードになる習慣にしてました。

参考にした動画

特に2桁+2桁のたし算や2桁-2桁のひき算はそれぞれやり方があると思うのですが、一番参考になったのは河野玄斗の動画でした。

25+38をする際は、一般的には一の位から筆算を書くと思いますが、暗算を速く解くには頭の位から計算した方が良いという話です。

娘の場合は、25+38を計算するときは瞬時に55+8にし、そのまま63の答えを書いてました。

となると、⑤100までのたし算(例:68 + 8)のプリントを1分台で出来るようにならないといけません。

動画の中でも紹介してますが、数をこなす必要があること、一朝一夕では身に付くものではないとのことでした。(本当にそう思います)

1日の勉強時間

1日のスケジュール(5、6歳)

  • 6時40分〜50分:起床後
  • 7時00分〜7時20分:勉強
  • 7時20分〜7時55分:朝ごはんや身支度
  • 7時55分〜8時15分:勉強
  • 8時15分〜8時20分:身支度
  • 8時20分:保育園出発

新しいプリントになるとどうしても時間がかかるので、終わらなかったら帰宅後にやってました。

暗算以外の勉強について

優先順位は小学校前までに自作100問計算プリントを4分で出来るようにすることだったので、当初はひらがななどはせずに暗算一択でした。

また契約していたRISU算数も休会しました。

ただし、9ヶ月目から、少し時間に余裕があるようになってきたので、ひらがなカタカナ10分、RISU算数10分を組み込むようにしました。

100問計算プリントが出来るようになった効果

RISU算数が速く出来るようになった

まずRISU算数が圧倒的に速く出来るようなりました。

文章問題が多いRISU算数でも暗算が速いとかなり武器になることが証明できました。

他の勉強に時間が使えるようなった

暗算が速く出来るようなったことで、計算問題は100問計算プリントのみでよいので、他科目に時間を使えるようになりました。

100問計算プリント、RISU算数、国語をしてますが、今後は英単語も加えようか検討中です。

今後について

まだ検討中ですが、エンジニアブロガーのスマポさんがプログラミングした100問計算プリントを5分で出来るようにしておこうかなと検討中です。

出来るようになったらまたブログで書こうかなと思います。

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