3歳になったら公文に通わせようかなと考えてましたが、コロナの影響で見事に計画が頓挫。
それなら自宅で教えれば良いと思い、とりあえず自宅で勉強を始めてみましたが、見事に失敗し親子共に疲弊した話を書きます。
結果として勉強嫌いから勉強を楽しめるようになったので、今後自宅学習を始められる方の参考になれば幸いです。
このブログのターゲット
- 幼児が数字を書けるにはどのくらいの期間必要か気になるパパママ
- 他の子がどれくらい勉強してるか気になるパパママ
- 公文に行くべきか迷ってるパパママ
- モンテッソーリ教育を自宅で実践できるのか迷ってるパパママ
私たちについて
- 3歳の子ども(女の子)を持つ夫婦
- 東京下町在住
自宅学習のきっかけ
小学校受験などは考えてませんが、小学校に入って勉強についていけなくなり、勉強嫌いになってしまうのはもったいないと思い、3歳から公文は行かせたいなと考えてました。
ただし、コロナの影響で公文計画は頓挫。
パパママ共にリモートワークで、特に私(パパ)は夕食〜寝る前までは娘と過ごせていたので、この時間を使い一緒に勉強しようと思ったのがきっかけです。
娘(3歳)の読み書きレベル
数字とひらがなは3歳で読むことはマスターしてました。
意外と楽しくサクサク覚えていったので、書く方も頑張ればすぐ出来るだろうと思ってました。
失敗談
早速Amazonで「くもんの鉛筆」と「やさしいすうじ」、近所のドラックストアで買ったマス目の入ったノートを購入し勉強をスタートしてみました。
怒ってしまった事
最初は順調だった
最初は「KUMONのやさしいすうじ」で線結びや書いてある数字をなぞったりと順調でした。
数日間は様子を見ながら勉強させ、「すごいね〜!」「きれいにかけたね!」と言いながらモチベーションを上げさせてました。
そろそろノートに書かせてみようと思い、空白のノートに数字を書かせようとトライしたのですが、「KUMONのやさしいすうじ」で勉強していた時は違いピタッと書けなくなります、、、
空白のノートに数字が書けない
「5を書いてみようか。わからなかったらKUMONの方でもう一回練習してみて書いてみよっか」
と声をかけながら試すも出来ず。。。それならパパが5をノートに書き、
「これと同じように書いてみて!」
と試すのですが、なかなか上手にかけず「できない」「やだ」「わからない」とイヤイヤモード。
そうなってくると勉強がつまらなくなり、消しゴムや鉛筆で遊び始めます。
怒ってしまった
最初は甘目にみていたのですが、他の数字でも数日続くとこっちだって勉強見てやってんだよという気持ちになり、ついつい
「遊ぶな!」「鉛筆持ちなさい!」「サボるな!」
と強めに言ってしまい、泣いてしまいます。
「泣いても変わらない!」
とさらに怒ると、もう号泣して勉強どころではありません。
怒ってしまった事で勉強=嫌な事になる
次の日から「勉強したくない」」と言い出し、パパの起こった口調を真似し始め、これ以上続けたら勉強=嫌な事になるなと思い、一度勉強方法を見直そうと思い勉強をさせるのをやめました。
パパが勉強の教え方を勉強する
一番参考になったのは、「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つほめ方叱り方」という本です。
内容については書き過ぎると著者の方にご迷惑がかかるので、詳細は控えますが要約すると下記内容になります。
本の内容
- アメとムチは子どもをコントロールしたいだけの悪習
- 褒める時はプロセス褒め
- 会話のキャッチボールを目的とした具体的な質問
- ダメ!違う!はできるだけ使わない
言い訳になりますが、自分自身勉強については親や学校の先生に習ってきましたが、子どもに勉強を教える方法や子育てのやり方については学んだ事がなかったので、本を読んだ後いかに自分が無知だったのかを思い知らせれました。(これは結構恥ずかしかったです)
子どもが勉強する前に、「親が子どもに勉強を教える方法を勉強すべき」なのがいかに重要なのかがわかります。
この本はことあるごとに読み返すようにしてます。ぜひ参考にしてみてください。
再度数字を書く練習をはじめてみた
書籍を読み終えて、数字を書く練習を再度初めてみました。
娘の勉強意欲も以前よりは改善され、毎回終わるたびに嬉しそうにママに見せに行くようになりました。
1ヶ月で数字を書けるようになった
結果、本を読み終えてから1ヶ月で1〜30まで何も見なくても書けるようになりました。
優先順位が高いこと(大事にしてること)
幼児学習に求めてる事
結果を求めるあまり、早く覚えさせたいと思う気持ちはありますが、常にそこはグッとこらえ、
「結果を求めすぎない!勉強が楽しいことと思ってくれる事が大事!」
と、勉強を始める前に上記内容を書いたメモを見て意識するようにしてます。
勉強方法について
勉強をする時間帯
夕食後の15分間です。
本当は朝やりたいのですが、パパと娘共に朝が苦手なのと、今はリモートワークで家にいる時間帯が多いので、夕食後の時間帯にしてます。
ただし、どこかのタイミングで朝勉強に切り替えたいと思います。
勉強時間
最初は30分間でしたが15分間に変更しました。
当初は我が家にあった砂時計が30分用だったので勉強時間も30分にしてましたが、15分くらいで集中が切れ始めたので、思い切って15分用の砂時計を購入し勉強時間も15分間に変えました。
良かった事は集中して取り組めた事、そして何よりも「もう少し書いても良い?」と積極的に勉強をするようになりました。
もっと勉強したいと思わせる事が出来ただけでも15分に変えて良かったです。
勉強準備
楽しく夕ご飯を食べた後、テーブルを綺麗にして勉強道具のみ置くようにしてます。(見える範囲のおもちゃも片付ける)
パパが勉強前の3分でする事
今日勉強する事の確認
勉強後に明日すべき事をメモしておく事で、当日何をするか考えなくてよいです。
勉強の優先順位確認
「結果を求めすぎない!勉強が楽しいことと思ってくれる事が大事!」
これを書いたメモを一読するようにしてます。(見るだけで自分の感情をコントロールできそうなので)
褒め方の確認
「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つほめ方叱り方」に掲載していたプロセス褒めや、会話のキャッチボールを意識した質問などを自分なりにアレンジしたメモを確認するようにしてます。
例:プロセス褒め
- 17が書けるようになったね!前は書けなかったけど、書けるようにたくさん勉強したもんね!
- 毎日諦めずに勉強してるもんね!
- 10はたくさん練習したから書けるようになったんだよ!
- 5は集中してたくさん書けたね!
例:具体的な箇所を褒める
- 11、12、13、14、、、は1を左のマス目の中に綺麗に書けたね!
- 8はもうパパのお手伝い無しで上手に書けるようになったね。
例:会話のキャッチボールを意識した質問
- 8はどうやったら上手に書けるかな?
- 8のどの部分を書くのが難しいかな?
- 20はどうやったら覚えられそう?
例:間違えた時
- 惜しい!形にはなってるね!あともう少し。ここをこうするともっと上手に書けるよ。
- 惜しい!もう少しだね!どこが難しかったかな?次にどうしたら上手に書けるかな?
例:上手く書けなくて落ち込んだ時
- 大丈夫!絶対に出来るよ!だってこんなに練習したんだよ!間違ったらまた一緒に練習しよう!
※これがモンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育上、本当正しいかはわかりませんが、本を読んだ上で自分なりにアレンジしてみました。
まとめ
子どもの勉強を教える前に、親が子どもに勉強を教える方法を勉強すべき。これは今回の出来事で学んだ事です。
親も完璧ではないので毎日トライアンドエラーを繰り返し、子どもと一緒に成長出来ればいいなと考えてます。