
このブログは父が娘に残したい本を独断と偏見で選び、娘に読んで欲しい箇所と自身の経験を伝えるための投稿です。
将来、あなた(娘)がお金に困る人生を送ってほしくなく、必ず読んでもらいたい本です。
Contents
このブログを読んでほしいターゲット
- 子どもにはお金に不自由しない生活をおくってほしいと思うパパママ
- 子どもが幼いうちに残せるものを探してる父母。
私たちについて
- 3歳の子ども(女の子)を持つ夫婦
- 都内在住
【本の要約】父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
アメリカの個人投資家ジェイエル・コリンズさんが、娘に投資とお金についてあてた手紙を纏めた書籍です。
要約すると、
- 収入の範囲内で生活する事
- 収入の50%を貯蓄・投資に回す事
- 経費率の低い米国株インデックスファンド(バンガード)に投資する事
- 借金をしない事
上記内容を守り、将来投資額の4%で1年を暮らせれば、経済的に自立することができるよという内容です。
→父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え(Amazon)
例えばあなた(娘)だったら
あなたが新卒(22歳)で入った会社が手取り20万円の場合、そのうちの半分10万円を米国株インデックスファンドに15年間続け、平均利回りが7%の場合、約3000万円の金額になります。
37才になったときには約3000万円になり、さらに同条件で5年続けた場合は42才で約5000万円になっています。
5000万円のうち4%(200万円/年、月換算約16.7万円)で1年間生活できれば会社に縛られず投資だけで経済的自立ができるという認識になります。
一旦、16.7万円で生活できるか、20年後(2040年)も米国株は好調なのか、税金の20%など、これだけではツッコミどころはあるかと思いますが、おおよその概念が伝わればと思います。
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父が娘に特に伝えたい箇所
借金をしない事
アメリカ人は総額12兆ドル(日本円にすると約1260兆円)借入金を背負ってます。住宅ローン8兆ドル、学生ローン1兆ドル、そしてクレジットカードや自動車ローンで3兆ドルです。
学生ローンについて
以前、ブログにも書いてますが、パパは2040年には日本の国立大学は4年間で450万円の学費がかかる事を想定おり、私立大学だとその倍くらいになってもおかしくないかとも思ってます。
学生ローンや奨学金は後々で苦労するので、なるべく利用しない事をお勧めします。
パパも借りて欲しくないという思いからジュニアNISAに積み立ててるので、もしパパとママに何かあった際にはぜひ活用してください。
クレジットローンや自動車ローン
パパもママも車を持ってません。
交通インフラが整った東京で特に必要を感じた事がなかったからです。
そして何より週末の娯楽のために税金、駐車代、ガソリン、メンテ費用とコストがかかりすぎるからです。
お酒を飲めばタクシーに乗れば良いですし、どこかに行きたければレンタカーやシェアカーを使えば十分だったからです。
実際、今もなんの不自由もしてないです。
またカードローンも一度も経験したことがありません。
年利10%以上とありえないほど高い利子を払うのが馬鹿馬鹿しいです。
この本の筆者も「収入の範囲で生活する事」と書いてます。
仮に生活する上で収入が足りない場合は副業をしてでもお金を稼いでください。
パパも新卒からずっと土日は副業で収入を増やし、副業のほとんどを貯金や投資に回してました。
なので、クレジットローンや自動車ローンは絶対に組まないでください。
住宅ローンについて
本の筆者は住宅ローンも否定的です。
ただし、パパは住宅ローンは物件によっては有りと考えてます。
理由はアメリカの住宅ローン金利や制度と日本とは大きな違いがあるからです。
アメリカの住宅ローン金利について
一般的にアメリカの住宅ローンは30年固定金利で4%〜5%です。
※2019年から3%台に入り、データ取得50年間で一番の低下といわれてます
日本の住宅ローン金利について
2020年の話なので、あなたが大きくなった頃(2040年〜2050年)はどうなってるかわかりませんが、日本の住宅ローンは、ネット銀行大手の住信SBIネット銀行の変動金利で0.4%、フラット35の固定金利でも0.9%〜1%と信じられないほどの低金利です。
もう一つ、日本の住宅ローンの特徴として、「団体信用生命保険」というものがあります。
これは住宅ローンを組んだ人が亡くなったり場合、残りのローンを全額免除してもらえる制度です。その他、銀行によっては「全疾病保障」重度の病気で仕事ができない場合、住宅ローンを全て免除してもらえる制度がついてます。
低金利なうえに、様々な保証がある日本の住宅ローンは活用するのは有りだと思ってます。
ただし、これはあくまでもパパの時代(2020年)の話です。
この本では
・借金の金利が3%未満なら返済は焦らず、余裕資金を投資に回しなさい
・借金の金利が3~5%未満なら、余裕資金を返済に充てても、投資に回してもどっちでもOK
・借金の金利が5%以上なら、何をおいてでもできるだけ早く借金を返済すべき(Part1 オリエンテーション、1 借入は追っていけない重荷、41ページ)
と書いてます。
2040年以降は金利や制度がどうなってるかわからないので、十分注意してください。
※あなたのおじいちゃんの時代、住宅ローンの金利は7%でした。
これ以上住宅ローンについて書くと、面倒なパパかと思われますが、間違っても間違っても間違っても、身の丈に合わない家を買わない事。買うなら、資産価値が高く、いざという時にすぐに売れる家を買うようにしてください。
お金の良き借方や住宅の良き書い方については別の本でも紹介してるので参考にしてください。
大暴落しても動じない事
- 1974年の大暴落
- 1987年の大暴落
- 2001年の同時多発テロ
- 2008年のリーマンショック
- 2020年のコロナショック
これらは全てアメリカの話ですが、アメリカは何度も株価が大暴落してます。アメリカが暴落すれば日本も同時に暴落しますが、アメリカはその大暴落から何度も復活し、常に成長し続けてます。
上のグラフを見るとアメリカ経済は常に成長し続けているの事がわかりますか。
これを書いてる2020年、あなたは覚えてるかわかりませんが、世界的な感染症の影響で、それまで29000ドルだったダウ平均が、1ヶ月で18,000ドルになった大事件がありました。
でもグラフを見るとわかるのですが、半年で29,000ドルと元に戻りました。おそらくこのブログを書いたあと、ワクチンなどができあがりアメリカ経済は今以上に伸びていくでしょう。
そのときメディアは、世界の終わりを告げるのと同じくらい確信に満ち溢れた様子で「今回はいつもと違う相場だ」というでしょう。それは間違った発言です
この本が出版されたのは2020年1月(日本では)でしたが、それから数ヶ月後には全く同じ事をテレビニュースにでてる経済評論家やコメンテーターがいってました。
この本に書かれてる通り、それは間違った発言でした。
これから60年〜70年の期間に、リーマンショック級の大暴落が25年ごとに訪れるだろうと話してます。世界が終わると思える苦難が2、3回あるということです。
そんな時は安く買うチャンスがきたと思い上のグラフをみてください。
白状します。パパはコロナショック時に安くたくさん買いました。パパは小心者なので最初はドキドキしてましたが、数ヶ月後には笑ってました。この話はあなたが大きくなったときにしますね。
30の教え
本の最後に30の教えが書いてますが、その中からパパが特に伝えたい箇所をピックアップしました。
経済的に無責任な人とは付き合わず、まして結婚などしてはいけません
「稼いだ分は全部使う!」
「働いたら負け」
「将来の夢は大金持ち(本人無職)」
きっと20歳をすぎると、こういった発言をする勘違いした輩が先輩面して出てきます。
間違っても間違っても間違っても付き合ったりせず、適当にあしらうように。
万が一家に連れてきた日にはパパがバックドロップで天誅くらわせます。覚えといてください。
学生のときに身につけたコストをかけずに生活する技を磨いて、多くの冒険にチャレンジしましょう。
パパはママと新婚旅行で世界一周に行きたかったので、社会人4年目までは徹底的に節約して貯金をしてました。
その時の経験は今でもいきており、無駄な浪費をしない事は徹底してます。
派手なライフスタイルという罠にはまらないように。もし既にはまっていたら、早く抜け出しましょう。
ブランド服や有名人との交友関係などに興味が出るのは自然な事です。
20歳前後になればきっと六本木デビューや港区女子に憧れ、それなりの付き合いが出てくるかと思います。
経験値を高める意味では良いかと思いますが、ハマり過ぎないように気をつけてください。
最後に
パパもママもあなたに有名人や大金持ちになってほしいとは思ってません。
ただし、お金には苦労してほしくない、お金がないからやりたい事を諦めるような人生を送って欲しくないだけです。
なのでこの本は社会人になる前に読んでおいてくださいね。